痛みを共有

木曜日は唐木田駅。駅前のスーパーが撤退した後にできたコンビニが今朝からオープンしている。お客さんの入りを横目で見ながら、今朝もマイクなし(参議院選挙のため)で朝のあいさつに徹した。この唐木田付近は明らかに年齢層が低い。若いサラリーマン風の方や働き盛りに入ったばかりのような、いわゆる現役世代が圧倒的だ。この選挙に入ってから、各党の党首討論を意識してみているが、将来の社会保障にかかわる痛みを正直に語る人がほとんどいないように思う。今、医療・介護に使われるお金は約110兆円だが、今年から毎年3兆円ずつ増えていく計算だ。また、医療費は向こう10年で1,5倍の54兆円になる計算だが、それ以上に伸びざるを得ないのが介護分野だ。現在の8兆円から約2,5倍の20兆円になる見込みだ。今は2,5人で一人のお年寄りを支えているが、この先現役世代に過剰に期待するのはもう限界がきている。医療。介護の分野の行く末を真面目に考えれば、おのずとやるべきことは決まってくる。保険料や窓口負担などのアップ。各種サービスの絞り込み。そして消費税などの集中投入。団塊の世代の方々が65歳の高齢者枠には入ったが、今はまだまだお元気。でも、さすがの時代を作ってきた超人たちも75歳の声を聴く10年後には、不安も多いのではないだろうか。痛みを共有する国民議論は避けては通れない。逃げない選挙をやってもらいたい。そんな今朝は2328回目。

“痛みを共有” への1件のコメント

  1. 近藤 昇 より:

    本当に真実を語る政治家は皆無、少子高齢化により日本人口は激減

    しかし心配ない、人口が減れば負担も減る、未来は明るい。(笑)

近藤 昇 へ返信する

トラックバックURL:
http://www.fujiwaramasanori.com/wp-trackback.php?p=1386