反省しろ!

週末金曜日は永山駅。立ち始めてすぐに「暑いのに大変ね」「大丈夫?無理しないで」などと優しい言葉をお2人から掛けられ、気分良く駅頭スタートさせていただいた。しかし、今朝の新聞には非常に気分の悪いことが載っている。脳卒中の臨床検査の論文についてデータの操作があり、薬の効果が実際よりも高いのもとなるよう見せかけられていた事件だ。とんでもない!人の命を守る医者と製薬会社が人としての倫理観を超えてしまった大事件だ。大学側は、誰がどんな目的でやったかは調べようがないとして報告を打ち切ろうとしている。ボランティアで研究に参加してくれた3千人にも及ぶ患者さんへの裏切りでもある。確かに研究には莫大なお金がかかり、製薬会社からの一定の手助けは必要不可欠なのだろう。しかし、ルールなしの医薬業界のなかで、この研究主体である大学側と製薬会社の間に何があったのかは容易に想像できる。この手の話はおそらく氷山の一角だろう。医療・医学の分野は、エネルギー・農業と並んで、日本が世界に羽ばたく可能性を持つ大切な分野であり、そのことは政治でも超党派で認め、全国民も期待していることだ。こんなことで世界を相手にできるのか。怒りの朝は2329回目。

“反省しろ!” への1件のコメント

  1. 近藤 昇 より:

    厚生省と医薬業界の癒着は昔ぁらあった。氷山の一角です。

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