国と地方のせめぎあい

水曜日は聖蹟東口。肌寒い朝だ。昨日と同じマフラーをして駅頭へ。指先の冷たさに冬の到来を感じながらも、元気一杯6時半に駅頭スタート。山本太郎氏の園遊会での常軌を逸した行動や、アントニオ猪木氏の国会のルールを無視した行動など、何かと永田町は騒がしいが、騒がしいのは野党だけではない。新聞やニュースではあまり取り上げられないが、我が党自民党の中でも政府と地方(東京)の間で法人事業税の在り方を巡って真っ向対立しているのをご存じだろうか。実は、国は平成19年当時、地方法人2税の税収が回復していることを背景に、平成20年から法人事業税の一部を地方から切り離し、地方間の格差是正に活用するという目的で国税扱いにしているのだ。この間東京都の実質的な減収額は約8000億。しかし、これは次の消費税見直しまでの時限措置という約束だったため了解をしてきた。本来なら来春までには元に戻さなけれなければいけないのだが、これがどうも約束通り元に戻る方向にないのだ。。加えて、市町村扱いで税源の大きな比重を占める法人市民税に関しても、国は一部を国税化して交付税の原資にしようとしている計画があり、地方自治体は逼迫する財政の切り盛りをどうしてくれるんだと怒っている現状があるのだ。ほとんどニュースに取り上げられないことだが、我々の生活にとって重要な財源の話であり、消費税の見なおしの影には大変な攻めぎあいがあるのだ。どうなるかまだまだ予断は許さないが、大所高所からどのように判断するかが国の・未来の行く末を決めることになる。気を引き締めてこの難局を乗り切らなければ。そんな緊迫した今朝は2392回目。

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