先見性

週末金曜日は永山駅。毎日のように寒い寒いと書いているので別の表現をするならば、微妙だが身体が小刻みに震え続けている状態だ。でも、笑顔で挨拶を返してくださる方々にお礼を言いながら、今朝も元気に朝のあいさつ運動に徹した。かつて大学を卒業してすぐに1年ほどオーストラリアに行ったことがある。向こうで短期留学も経験した。当時まだオーストラリアに日本人が少なかったが、自分が日本人だというと、かえってくる言葉は決まって「ソニーを知っているぜ」だった。一世を風靡したあのウォークマンが発売されて間もないころで、豪州出発のために成田空港まで見送りに来てくれた友達が選別として渡してくれたのをはっきり覚えている。当時はかなり値段が高かったと記憶しているが・・・。オーストラリア人は、みんなあの小さな箱から出る音楽に驚いたことを覚えている。そのソニーが大きな赤字。新聞には「再建・周回遅れ」と書かれてしまった。企業も経済も政治も、そして人生も一寸先は闇。どんな努力も先を見越して行わなければすべてが無駄になってしまう事もある。目先だけのことにとらわれない先見性が大事。今はちょっとのずれと思って見過ごしたことも、3年5年たてば大きな傷となって取り返しがつかないこともある。物事の判断って難しい。最近、年齢を重ねるごとに、自分の身近に物事の道理を教えてくれる人生の先輩が少なくなっているのに気が付いた。大人ってつらいと思った今朝は2450回目。

“先見性” への1件のコメント

  1. 近藤 昇 より:

    2350回おめでとう

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