青少年犯罪とインターネット依存

木曜日は唐木田駅。駅前の広場には残雪がすっかり凍っていて、しばらく解けそうにない残念な雪景色。小学生の子供たちはスケートよろしく、上手に滑って遊びながらの登校だ。しかし、相変わらず通勤客の皆さんの中には足元を救われ、危ない様子だ。危ないと言えば、最近の凶悪犯罪。今回政府は少年法を厳しく見直そうと、国会に改正案を提出した。つまり、少年の量刑を引き上げるものだ。今まで18歳以下であれば、よほど凶悪犯罪をおかしても、だいたい15年以下の刑期がその実態だった。これを20年に引きあげるとともに、国民の納得感も考えてのことらしい。少年犯罪そのものは昨今減少気味ではあるものの、凶悪化はむしろ増えている。しかし、少年である限り刑期を積んで罪を償わせるという目的の他に、時間をかけて更生させていかなければならない矯正プログラムの実施が必要になる。一方、現在青少年(中高生)のインターネット依存症が現在52万人。スマホなどを入り口にして、金銭トラブル、ドラッグ活用、性的犯罪、そして凶悪犯罪への活用につながるなど、深刻な事態を招いている。警察庁はもちろん、内閣府、総務省も、この犯罪につながる危険な状態を改善しようと動き出した。利便性は時に人の心を奪うものにもなり、楽しいおもちゃは簡単に人を傷つけるものにもなりえる。青少年のスマホ依存による、睡眠障害や不登校、そして鬱などの精神疾患も深刻だ。大人の責任。なんとかしなければ。そんな深刻な朝は2458回目。

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