グレーゾーン
2014年02月25日
火曜日は多摩センター。午後から天気が良くなるというものの、やっぱり朝は寒い。駅前にもまだ少々雪が残っている。しかし、昨晩のニュースには驚かされた。例の子宮頸がんワクチンの件だ。昨年の3月議会で全国初の意見書を厚生労働省に提出したのをきっかけになって全国被害者組織ができ、国はワクチンそのものの在り方を見直したのはつい最近お話。ところが、今になって、あの被害者少女たちの「けいれんやしびれや、そして激痛はワクチンのせいではない」と言い出したのだ。もう一度言うがワクチンが効くのは15種類のがん系統のうちたったの2種類のみ。それもアングロサクソンのデータを元にしたものであり、東アジア人のデータは含まれていないのだ。なぜそんなに急ぐのだろう。アメリカやヨ―ロッパには、薬品メーカーにファンドを作ることを義務付けており、ワクチンや薬と完全に因果関係がないグレーゾーンの患者にも医療を受けさせてくれる保護制度がある。これを日本で作ることも先決だ。一方、昨日の弁護士も述べていた通り、メーカーが研究者に一定の研究費を提供するのは仕方がないが、過度な資金提供も極めてグレーゾーンになっている現状がある。これも法律で精査できるはずなのだが。どこか被害者を度外視したおかしなな話がある匂いがするのはなぜだろうか。そんな国に少々腹が立ち、同時に自分の非力さを感じた今朝は2461回目。
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