都民の懸命な判断

木曜日は唐木田駅。何か久しぶりの雨の朝だ。しかし、一時期の身体の芯から冷え込むような時期を抜けた安ど感に少々ほっとしながら、いつものように駅頭スタート。今日から私も議会が始まる。3月11にからは予算委員会。委員長として、市民の皆さんからお預かりする税金を無駄なく使うような予算立てを目指していく。一方、アベノミクスの中間目標であるベースアップ。ここへきてトヨタがベースアップを決めたようだ。非正規雇用者の賃金もここへきて上がる模様。みんなのお給料がしっかり上がってほしいものだ。一方で電気料金の値上がりも心配。火力発電に切り替えてから電力会社は企業で約8%、個人宅で約5%の電気料金をアップしている。理由は簡単で、石油・石炭・液化天然ガスなどの化石燃料の輸入量が増えたことだ。現在その輸入額は年間27兆4千億円。原発が稼働していたころと比較して、年間3,7兆円もアップしていて、それが企業や家庭に跳ね返っているのだ。一日当たりにすると何と100億円。以前よりも多くかかっている。これ皆国民の税金だ。確かに、核燃料廃棄物を捨てる場所がないのも問題なのだが、消費税のアップを目の前にして電気料金の高騰は、企業の経済活動の根幹に水を掛けることにもなりかねない。東京都知事選挙では、都民はシングルイシューに惑わされることなく、極めて賢明な判断をした。6年先の東京五輪という中長期目標の中で、都民の冷静な判断は大きな力になるだろう。そんな鉛色の空の下での2463回目。

コメントを残す

トラックバックURL:
http://www.fujiwaramasanori.com/wp-trackback.php?p=1759