冥利に尽きる

火曜日は多摩センター。相変わらずの真っ暗な駅頭。「大寒」と言うほど寒くはないが、足先が凍るように冷たくなるのが、この時期どうしてもきつい。加えてのどの調子がもう一つ。昨日ほどではないものの、やっぱり声が出しにくい。こんな時、自分の自虐的な性格は便利だ。声が出ないなら「出させて見せようホトトギス」とばかりに、むきになって喋る自分がいた。そんな中、何年も続けて毎週声を掛けて下さるご婦人が、いつもと違った様子で近づいてこられた。私が「おはようございます」と言うと、ポケットから丁寧に書かれたメモを取り出し、「あなたの後援会に入るからね!」と言ってご自身の住所が書かれたメモを渡してくださった。そう、今まで顔なじみではあったものの、お名前もご住所も知らなかったのだ。嬉しい。本当に長い間続けてきて良かったと思った。こんな出会いが冥利に尽きる。お見送りした後、何だか声が出るような気がした朝は2649回目。

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