抗日映画

水曜日は聖蹟東口。6時10分には現場に立つが、相変わらずこの場所は早朝からにぎやかだ。にぎやかと言えば中国が9月3日の「抗日戦争勝利記念日」にむけて、国内のあらゆる宣伝活動を強化するとしているようだ。この宣伝活動は国家行事であり、抗日映画が40本含まれている。その多くは鬼の日本兵に虐殺される中国人と、それを救う中国人ヒーローとの勧善懲悪物語だ。一方、中国国内の文筆家の中には、日中の和解は中国自身の寛容さが必要不可欠と強調する意見も、少数ながら存在し始めていることも事実だ。70年前ファシズムによって国家・国民が痛めつけらえた国が今では世界第2位の経済・軍事大国になり、今度は新たなファシズムを生もうとしているように思えてならない。そんな今朝は少々腹が立つ2766回目。

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