この夏の研究材料

社会保障と税の一体改革の議論が進んでいるんだか?いないんだか?いずれも少子高齢化社会の中で、財源の確保が大きな問題であることは皆が分かっていることです。加えて、非正規労働者が多くなっている現代社会では、年金を収める人も少なくなる傾向でもあり、将来は比較的若い世代も生活保護に頼らざるを得ない状況が爆発的に増加するといった予測がされています。そこで、根本的に社会構造そのものを考え直そうとする取り組みが少しずつですが、地方の自治体で始まっているようです。今朝はその話をしたのですが・・・、それは「3世代重視型政策」です。福井県や富山県は持ち家率全国上位であることはみなさん承知の通り。その福井県や富山県は生活保護受給率も全国で最も低い県であることをご存知でしょうか?また、東北の青森や秋田県は、子どもたちの全国統一テストが常に1番か2番の県あることはご存じでしょうが、この東北2県も3世代住居が多い県として有名です。ちなみに、この2県の子どもたちの通塾率は全国で最低ランクなのです。日本古来からある3世代交流の在り方に、キーワードがありそうなのは明らかです。大きな3世代住宅を作るのではなく、近くに3世代の親族が、いわばスープの冷めない距離に生活してもらうこと。そのことへの様々な支援策を千葉県や品川区で始めているようです。特に核家族化を増長してきた多摩ニュータウン。この夏の私の研究材料なようです。詳しく菜またリポートします。今朝で2106回。

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