行政の基盤整備が先

木曜日は唐木田。選挙の展開に変化なし。なので今朝は、私が昨日議会で行った一般質問について少々報告。公会計制度の改革と人事評価制度の一般職への本格導入を取り上げた。特に、公会計制度は明治時代から変わっていない。あくまでも単年度単位。長期的視野がないため、これからかかる大きなお金を長期的に明るみにしたり、借金を返す方策を練り直すための羅針盤とは言えないのが欠点。昨今は総務省も複式簿記・発生主義の企業会計の考え方を地方自治体でも導入するよう促したり、東京都では独自で企業会計を導入し始めている。特にニュータウンは国から引き継いだインフラが非常に多い街。学校や福祉施設の維持整備は施設白書に書かれているが、下水道や道路や橋梁にかかる費用などは、どこにも示されていないのである、つまり、真の資産台帳が存在せず、この街を維持していくための数字が未完全なのである。これは多摩市に限ったことではないが、本当の行財政改革とは、これら会計制度や人事制度といった行政の基盤整備を真っ先に行うべきなのではないだろうか。久しぶりに所管の部長とバトルした一般質問だったが、議会はもちろん、職員の中からも私の提案に賛同の声が届いている。市民のために「もっと前にこの街の未来」で頑張ると、強く決意した今朝はおかげさまの2188回目。

コメントを残す

トラックバックURL:
http://www.fujiwaramasanori.com/wp-trackback.php?p=857