将来につけを残さないって?

週明けの火曜日は多摩センター。風は強いが春らしいさわやかな朝だ。先週の金曜日はすこぶる体調が悪く、駅頭終了後にすぐに病院へ。体調は戻ったがブログを初めてサボってしまったので、今朝は2280回の分も含めて報告だ。お陰様でリスクを懸念する評論家はいるものの、景気・経済はもちろん・教育・外交、そして成長戦略と、アベノミクスへの国民の期待は大きいようだ。結構なことがだ、一方でかえって悪くなっている社会問題があるのをご存じだろうか?それは「虐待」問題だ。2000年に虐待防止法ができるものの、事件は増える一方なのだ。昨年警視庁が扱ったこの種の事件としては過去最悪の472件。児童相談所への通報は16387件で、これも過去最悪。死者に至っては32人にも達している。加害者の4割はいわゆる「内縁の夫」。夫婦(?)に共通していることは双方ともに離婚経験者が多いということだ。すべての内縁の夫が皆虐待をしているわけでもなく、すべての離婚経験者が子どもに冷たいわけでは全くないので誤解をして欲しくはないが、加害者の多くは自らも幼少のころ何らかの虐待を受けた経験があるという。これらが虐待の連鎖となっているのだ。専門家に言わせれば、要因は結婚観の軽視だという。戦後教育の中で「個人の自由」を重視してきたあまり男女の合意ばかりが強調されて、出産や子育てについての責務を軽くとらえてきた戦後の日本社会の反省点があるといわれているのだ。しかし、言うやすし。これらの問題は法律は即席の教育だけでは解決は出来ない。責任世代によく言われる「将来につけを残さない」とは、お金の問題だけではないような気がする。そんな連休合間の駅頭はおかげさまの2281回目。

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