老人流浪社会は避けなきゃ

水曜日は聖蹟東口。雨がパラつき始める中、空模様を心配しながら駅頭へ。今朝も「こいそ明」さんと一緒の朝。元気いっぱいいつものように6時35分駅頭スタート。昨日は保育園など子育て施設の充実を進めるお話を街頭で行ったが、今朝は一変高齢者施設の充実の大切さの話をした。実は昨日、市内に何か所かあるグループホームを視察に行ってきた。グループホームは9名のお年寄りとその生活をお手伝いする1~3名のスタッフが共同生活を営む自立型介護施設だ。みなそれぞれに特徴を生かしながら、お年寄りが生き生きと暮らせる支援を行っていた。一方でこのグループホームも要介護2程度までのお年寄りが対象。介護度が増えればそれに見合った施設や病院に移らなければならなくなる。しかし、超高齢社会はとにかく亡くなる人が多いのも現実。2011年の死亡者は125万人だったが、2015年には135万人になる。これは戦後死者数が最低だった1966年のちょうど2倍だ。この傾向はます増えてくるだろう。そこで問題になるのは高齢者による長引く入院だ。病院側は入院が長引けば長引くほど診療報酬が少なくなる制度のため、経営の圧迫を避けたがる。4月に放送したNHKスペシャルで「家で親を看取る。その時あなたは」という番組を見た。在宅医療や介護支援の整備が遅れる中、家で親を看取る覚悟をした方々のドキュメントだった。出演したどの方々も子として親を看取る相当の覚悟を持っている方々ばかりだった。しかし、誰でも真似ができるわけではない。国は一定の治療が終わった後は自宅で看取る方針転換を行っている。どういう形であれ、施設を転々とする老人流浪社会は避けなければならない。自分の母親を毎日世話しながら真剣に思いはじめた今朝は2298回目。

“老人流浪社会は避けなきゃ” への1件のコメント

  1. 近藤 昇 より:

    本当に身につまされます。私は心臓疾患なので突然死になる所存です。

    少子高齢化時代未来の子供、苦労して戦後を生ぬいた老人両方大切に

    しましょう。

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