雑な献血制度

水曜日は聖蹟東口。寒さは日に日に増してきているが、個々の朝は活気に満ちている。そんなわけでぇさも気合を入れて駅頭スタート。6時35分には大勢の人に笑顔で挨拶だ。大きなニュースや危険なニュースが新聞の紙面を賑わしているが、結構身近で怖いと思ったものが、例のHIVの感染問題だ。この男は自信で「HIV感染か?」って怪しいと思っていながら血液検査のつもりで通常の献血を行ったとしている。でも体内から血液が抽出され約50日間はウイルスの繁殖力が弱いため、HIVが発見されにくいらしい。よって、その間検査をすり抜けてしまうことがあるという説明だ。つまり、その後は血液を必要とする人に、このウイルスだらけの血液が輸血されてしまっているのだ。日本人の年間献血数は500万人。そのうち、今回のようなとんでもない例は、年間80人から90人に及ぶという。しかし、これは氷山の一角だろう。日本人はHIVの問題に鈍感すぎるのではないかという気がしてならない。ヨーロッパでは献血の際の問診に嘘をついたことがわかれば、犯罪として処罰されるらしい。事前の検査も、もっともっと手間暇をかけて精度を高めてほしい。国会で取り上げてもらうよう、専門知識を持った国会議員の先生に頼んでみようと思う。そんな朝は2406回目。

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