広域特区

水曜日は聖蹟東口。今朝も寒い。真冬に戻ったかのような朝、雨も寒さを助長しているかのようだ。ところで消費増税を目の前にして、第3の矢である成長戦略がなかなか見えてこない。第1の矢はまずまず成功と言える。第2の矢は予算を配分してはいるが、公共事業入札への度重なる不調などが続き、思ったように前に進んでいない。そんな中、肝心の第3の矢を待っていたが、ここへきて政府は「広域特区構想」を打ち出した。とにかく成長戦略のポイントの一つは規制緩和。この特区構想はそれら規制を緩和し、地域の実情に合っ経済・産業を多いに伸ばそうというものだ。全国で200ほどの自治体(おもに都道府県や政令指定都市)が、我先にと競って応募しているようだが、このたび東京や大阪などの大都市の一部を中止に、特区指定が始まったようだ。先進技術や観光事業、あるいは農業や漁業など、地方の知恵を振り絞って産業と雇用を創出してほしいものだ。かつてバブル時代、ふるさと創生金などとして全国3000自治体(当時)に1億円ずつ配ったことがあったが、ほとんどみんな無駄になっている過去がある。それと今回の制度はまるで違うことはわかっているが、あくまで国の補助目当てでない、真の未来を創造するきっかけにしてほしいものだ。そんな雨の寒い朝は、どことなく皆さんの表情も硬い2467回目。

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