TSUNAMI

木曜日は唐木田駅。あいにくの小雨の朝だが、もう寒さはほとんど感じない。一方、真冬の凍りそうな毎朝の駅立を支えてきた要因を、どこか修業のように楽しむ自虐的な自分の性格であることを改めて感じた今朝でもある。ところで、チリのニュースを見ていると当たり前のように「ツナミ」という言葉が使われている。すっかり「ツナミ」は世界共通言語になっていることを実感した。かつてチリは大地震に襲われた際、情報発信の不手際から津波による大勢の犠牲者を出した苦い経緯がある。よって、今回はその教訓からか、今回は正確で迅速な情報発信により多くの住民の生命が守られたようだ。その時に犠牲になった方々には申し訳ないが、教訓を生かすことは大切だ。2020年には東京でオリンピック・パラリンピックが開催される。その東京が大地震に見舞われた場合、最も懸念される問題が火災による被害の拡大だ。特に、木造住宅の密集する下町は深刻だ。また、政府は経済成長に向けて外国人観光客を今の2倍である年間2000万人に増やそうとしている。そういう人たちへの手立ても必要になる。考えれば考えるほど、被害対策は限りなく拡大していく傾向だ。先日、首都高速道路を下から見る機会があった。驚くほど劣化が進み、素人の私が見てもボロボロ状態だった。将来は、高速道路をすべて地下化する構想も出てきているようだが、どうやらコンクリートが人を守るという発想も必要な政策だろう。人の命を守る。最優先の政策課題に向かってまっすぐに進みたい。そんな今朝は2487回目。

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