生きがいづくり

金曜日は永山駅。今朝は寒さが和らいでくれていて、過ごしやすい朝だ。道行く方々の表情もどこかホッとしている様子だ。この10年間毎朝の散歩を欠かさず、金曜日には毎週のように私の元へ立ち寄ってくださっている3人組の男性陣。皆さん第一線を退いているが、まだまだお元気だ。朝の短い時間の中であっても、色々な事(主に政治)を情報交換してきたものだ。しかし、最近一番ご高齢の方の姿が見えない。たずねてみると「89歳なので体が弱り、もう散歩ができなくなってしまったんだよ」とのこと。何ともさびしい。とても明るい方で、いつも大きな声で励ましてくださる心強い応援団だったのに。分かってはいるが、高齢社会を目の当たりにした瞬間だった。ご本人にとっても生きがいであり、楽しみでもあったに違いない朝の散歩。ご高齢にとって健康維持はもちろんだが、生きがいづくりは欠かせない要素。しかし、ニュータウンではこれからますます独居老人が増えてくる。周囲とコミュニケーションをとりにくい高齢者が増える傾向にあるのだ。待ったなしだ。巡回型の訪問介護の仕組みを拡充するとともに、都有地を有効活用して安く入居できる施設をつくることが必要不可欠になってくる。やらなければならない。そして元気な「あの方」の笑顔と激励の声をもう一度頂きたい。そう強く思った今朝は2446回目。

“生きがいづくり” への1件のコメント

  1. 近藤 昇 より:

    増添さん安愛有難う

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